

今回ご紹介するのは私たちのアウトドアサウナ“RIISI”をご購入いただいたお客様のストーリーではなく、私たちがもう1年以上かけて開発しているペレットを活用した独自のサウナストーブについてです。これが完成すれば、使用電力が制御部分だけのため非常に少なく、ソーラーバッテリーでも十分電力を賄えるため、電源の取れない場所でもこれまでのRIISIと同じようにアチアチのサウナを実現することができます。海辺、森林、山の中…、絶景とともに楽しめるアウトドアサウナ。想像するだけでもワクワクしてきませんか?
ペレットストーブ
との出会い
サステナブルでカーボンニュートラルなストーブ
自然の中で“ととのう”サウネアの理念と一致
私たちのアウトドアサウナ“RIISI”は現在のところ富山県で設計・開発しており、木材も富山の杉材を使用しています。そうした中でたまたま引き合わされたのが富山のあるストーブメーカー。その時まで私たちは“ペレットストーブ”の存在さえ知りませんでした。
これまでサウナストーブは電気が優勢
サウネアでもストーブは薪ストーブと電気ストーブを選ぶことができますが、ことサウナにかけては電気ストーブの方が圧倒的に楽なため(単相200V仕様なので電気工事は必要ですが)、納入実績でもほとんどが電気ストーブになっています。普段から薪を使う方であれば薪ストーブでもそう問題にはならないのですが、サウナのためだけに薪を用意する、薪をくべて温めるとなるとかなりの負担になるため、結局電気の方がスイッチを押して待つだけのため気軽にサウナに入れて良いというわけです。
ペレットストーブは炎が見れて、操作も楽!
知り合ったストーブメーカーにペレットストーブを見せてもらうと、燃えさかる炎にまずは理由なく感動します。電気ストーブは楽と言っても当然炎はありませんから、サウナに入りながら炎が見れるというだけでも正直感激してしまうのです。そしてペレットストーブは燃料のペレットを自動制御しているため、操作感も電気ストーブと変わらないということにさらに感動!ペレットという燃料を使用することはサステナブルでありカーボンニュートラルと言えるため、自然との調和を目指すアウトドアサウナとの相性もバッチリ。ぜひ一緒にサウナストーブを開発してみませんか?とお声がけして開発に乗り出しました。
電源がないところで
サウナを!
山奥の森でサウナ、湧水を水風呂とし、外気浴をする
夢の“電源フリー”なサウナストーブの実現へ
ペレットストーブは燃料のペレットを燃焼させるため発熱に電力は必要なく、着火と燃料制御にのみ電力を必要とするため、必要な電力は小さなものでした。そこで、太陽光だけで電気を作り出して給電しながら蓄電もできる「自律型自然エネルギー蓄発電ユニット」をペレットストーブと組み合わせることで、夢の“電源フリー”なサウナストーブの実現へ踏み出しました。
試作を繰り返すペレットストーブ
この1年あまりの間ペレットストーブは何度か試作をしています。イベントなどでお披露目することもあったので、見たことのある方もいるかもしれませんが、実はそこから根本的に設計し直したりと、思ったよりも開発に苦戦しているというのが正直なところだったりします。ペレットストーブはもともと屋内を温めるストーブのため、サウナに求められる100度超の熱量を安定して実現するのにストーブそのものの構造を研究して試作を繰り返しているからです。
年内には完成予定!
そんな独自のアウトドアサウナ用ペレットストーブですが、様々な課題を乗り越え、もうそろそろ完成しそうなところまで漕ぎ着けました。個人利用で楽に操作、管理できるのはもちろん、サウナ施設などでも、スタッフの手を煩わせることなく温度管理ができ、安全性も確保できるペレットストーブはきっと近い将来のアウトドアサウナ業界に衝撃をもたらすことでしょう!ぜひリリースを楽しみにしていてくださいね。