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バレルサウナだけじゃない!アウトドアサウナにサウネアの“RIISI”を

日頃から私たち日本発のキューブサウナ“サウネア”をご愛顧いただきましてありがとうございます。この度、“サウナー”と言うのは正直はばかられる俄かサウナファンな私“TAKAJI(タカジ)”がお届けする”アウトドアサウナblog”を始めることになりました。時折地元のスーパー銭湯や温泉などの温浴施設でちょっとサウナを楽しむくらいのもので、冷たい水風呂は苦手で入れず“ととのい”とも無縁だった私が、“サウネア”の“YUJI(ユージ)”さんと出会ってからはサウナの真の魅力を知ることとなり、こうしてblogを書かせてもらうに至ったという次第ですので、そう堅苦しいものでもなく、読者の皆さまにはどうぞお気軽に読んでいただければ幸いです。

打ち合わせ前に“RIISI”で“ととのう”

ある時知り合いのコンサルタントに「サウナで事業を立ち上げた人がいるからプロモーションを手伝ってほしい」と言われ、「サウナ?好きです好きです、ぜひよろしくお願いします!」とまだアウトドアサウナが何かもよくわかっていない状態で二つ返事をしてしまった私が初めて浦和駅から車で10分ほどの“サウネア浦和”に連れて行かれたのは2022年の秋でした。YUJIさんはとにかく自前のアウトドアサウナ“RIISI(リージ)”を体感してもらわないと話にならないと思ったのか挨拶も早々に早速“RIISI”に入ってみることに。「TAKAJIさん、普段のサウナって圧迫感あるでしょう?強面の爺さんがずらっと並んでいて微動だにせず、水も飲めないし会話もできない。修行みたいじゃないですか?」と言われ、あぁなるほど、確かにサウナって最近でこそTVが置いてあったりもするけれど、それでもTVを楽しむ空間というわけでもないし、あの独特の肩身の狭い空間はそういうものだから疑問に思ったこともなかった。「ここでは水もガンガン飲んでもらって姿勢も楽にしてもらって良いので、この外の風景の見えるサウナを楽しんでくださいね!」なんていい人なんだ!と感激したものだけど、今思うとそれも“ととのい”には必要なリラックスだったかもしれない。「“RIISI”の中ではロウリュも自分のペースで何度やってもいいんですよ。自分は低めの温度に設定してむしろロウリュを何度も行うスタイルが好きですね」と言うと木製の柄杓でサウナストーンに水をかけ始めジュワーっと心地よい音を立てるとともに、にわかに構造上私の座っていた端の席の上の方から熱風が立ち込めてきた。ロウリュってこんなに熱いのか!「だいたい体感で10度くらい上がるので結構熱いですよ。それが落ち着いてきたらまたロウリュするんです。湿度もあって気持ちいいですよね!」

しばらく雑談もしながらロウリュを楽しんでいると今度は「TAKAJIさん、脈はどうですか?通常の倍くらいの速さになっていたら出ごろですね」と言いつつも手首を押さえてくれて「もうすでに結構速いですね、無理しないでくださいね。いつでも自分の好きな時に出ていいので」と教えてくれる。私は水風呂が苦手なので「そしたら水風呂は苦手なので外でゆっくり冷まそうかな」と言うと即座に「TAKAJIさん、駄目です!水風呂のないサウナなんて肉のないハンバーガーみたいなものですよ!」「えっそうなんですか?」「ほんの数秒でもいいので入ってみてください!“ととのう”には水風呂は必要なんです」ちょっと何言ってるかわからない感じもしたものの、その必死さ(?)にそういうものなのか、と仕方なく水風呂に入ることに。ここ“サウネア浦和”の水風呂は場所柄かなり冷たく15度前後しかないそうで、足だけ入るだけでもとにかく冷たい。これ本当に胸まで入るの?という感じもしたが、なんとか数秒だけでも浸かってみる。震えるほど冷たい。そうして出ようとすると「TAKAJIさん、体しっかり拭いてくださいね、それでローブ着て外気浴チェアで楽にしていてください。横にリクライニングした方が“ととのい”ますよ」こんなに冷たいのにこの人何言ってるんだろうと訝しむも、言われた通りにやってみる。確かにサウナの熱が体内にあるせいか体を拭けばすぐに温かくなる感じがして、リクライニングチェアに座ってみる。このチェアは”ととのい”やすいものをYUJIさんが選んだそうで、体重に合わせてちょうど良いところまで体を横にすることができる。ここ“サウネア浦和”はさいたま市にありながら周りは田んぼや畑で空を見上げると視界を遮るものは何もない。姿勢を楽にして視界全面空を見ることがこんなに気持ち良いものだとは。普段都会のゴミゴミした繁華街の一角でPCとにらめっこしながらオーバーワークばかりしている私には、“ととのい”とは別にこのアウトドア感覚自体も心地よく、脳が喜んでいるように感じられた。だんだん何も考えられなくなってきてポーッとしてくる。力は何も入れなくてよくて、いくらでもここにいられそうだ。「TAKAJIさん、その感じだとだいぶ”ととのって”いると思いますよ!寒くなってきたらサウナ入って2セット目やってみてください!」なるほど、これはアウトドアサウナでしか体験できない感覚かもしれない。これまで温浴施設のサウナでは入り方も知らなかった私が同じサウナでありながら全く異なる感覚を今味わっている。緑に囲まれ、空気を味わい、空を見上げ、何も考えずに“ととのう”。ここはなんて良い空間なんだ、このアウトドアサウナはむしろ自分も欲しいかもしれない!

バレルサウナだけじゃない、アウトドアサウナの素晴らしさを伝えたい

結局サウナ→水風呂→外気浴を3セットこなし、到底仕事モードではなくなってから当初の予定通りプロモーションの打ち合わせに。正直話は早かった。要はこの素晴らしいアウトドアサウナという体験を啓蒙し、アウトドアサウナでは先行しているバレルサウナとは一線を画す独自開発の“RIISI”を販売していきたい、そのためのWebサイトをまずは構築してほしいということでした。通常バレルサウナはその丸い樽型の構造上かなり大きくしないと2段ベンチにはしづらいのだが、サウナーの多くは高温を望むということもあり、”RIISI”の形そのものはYUJIさんが起業した当初から確固としたイメージがあったものの、実際に設計し、木材を仕入れ、加工、生産するにはかなりの苦労があったそうで、その辺りもすっかりサウナに魅せられた私は熱心にヒアリング。そうして1ヶ月経ち、ほぼほぼ原稿もデザイン的なブランディングも存在しない状態から組み立てたWebサイトが今皆さんの見ているこのサイトで、新たな納品と聞けば同行して写真を撮らせてもらい、アウトドアサウナにかける思いや購入の経緯などの話を聞いて、サイト内に記事を書くことでさらに”サウネア”と“RIISI”の世界観を深めていく。そして今こうして新たにblogまで始めたというわけです。そうは言ってもサウナ初心者の私だから伝えられる目線があると思っていますので、ぜひ今後ともご期待ください!よろしくお願いいたします。