NEWS

“キューブサウナ”とはひと味違う。銭湯サウナの楽しみ — 東京池袋 妙法湯

ichach_saunea_231020

日頃から私たち日本発のキューブサウナ“サウネア”をご愛顧いただきましてありがとうございます。いまだにビギナーな私、“O-JI(オージ)”が、素朴な疑問や新鮮な印象をお伝えできればと思っています。ぜひよろしくお願いいたします。今回は、以前の記事に引き続き、近年リノベーションされたサウナを設置する銭湯の魅力についてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

リノベされた銭湯サウナが今、熱い!

「池袋」駅のすぐ隣、西武池袋線の「椎名町」駅の近くには2つの人気サウナスポットがあり、以前にご紹介した「五色湯」と共に人気のある銭湯サウナの「妙法湯」を今回はご紹介します。
「妙法湯」は2019年にリノベーションされた比較的設備の新しい銭湯で、隣には女性専用の岩盤浴サロンが併設されています。椎名町駅から歩いて約3分、池袋駅からもほどよい距離のため自転車で気軽に行けるような場所です。
コンパクトな待合スペースには地元出身の芸術家や作家の作品を展示して本棚には読み物も充実していたり、また全国各地のご当地ソーダや一風変わったお洒落なアルコール類などがその場で飲めますので、くつろぎながら待ち合わせもできます。
受付でサウナ入浴代と靴箱の鍵を渡すと、通常サイズのタオルとは別に大きめのバスタオル、そして例のサウナのフック鍵が渡されます。シャンプーも2種類あり、アメニティも充実しているうえバスタオルも貸し出してくれるので、手ぶらで気が向いた時にフラッと寄っても大丈夫ですね。
受付にいる店主は、話してみると陽気でとても優しいことが伝わってきます。細やかな心遣いは女性湯の花柄模様の桶にも表れていて、お客をもてなすための様々なイベントを用意してくれています。ちょうど9月から1カ月ほど台湾の北投温泉とコラボしたイベントがあって店内をイベント装飾で飾ったり、現地の土産を展示販売したりするなどで楽しませてくれていました。
さて、のれんをくぐるとリノベーションされた脱衣場は白を基調とした明るく清潔な雰囲気。脱衣場の半分をロッカールームに、もう半分をリラックススペースとして大きな高級マッサージチェアと外気浴用の椅子が4つと長い木製ベンチが置かれてありました。そこからガラス戸越しに見える浴場の明るい照明と清潔な印象が気持ちよく入浴できそうな期待が膨らみます。まずは身体をよく洗い、湯船に浸かります。
ここには日本初となる「軟水・炭酸・シルキー風呂」をはじめ、水風呂、電気風呂、ジェット風呂、ミクロンバイブラ風呂が設置されていて、シャワーを含むすべてのお湯に毛穴の汚れを除去して保湿作用に効果のある「ナノマイクロバブル」が使われていました。店主のおもてなし精神が徹底して細かいところにまで行き届いていますね!
湯船で十分に温まった後は、さあ、いざサウナへ。

img_231020

銭湯サウナの熱波洗礼が再び!

サウナの入り口は浴場の一番奥にあり、フック鍵で扉を開けて熱を逃さないよう素早くベンチに座ると心地よい熱気に包まれます。温度計を見るとなんと120度!思わず二度見してしまいました。隣では初めて来店したと見える若者たちが口々に「120度だって!ヤバくない!?」と言っていたのが印象的でした。サウナベンチは3人掛けの2段で、広くはありませんが厚手のマットが敷いてあり、流れるジャズの音色に耳を澄ませながらゆったりと入浴できます。120度という高温にも関わらず快適に感じられるのは、遠赤外線ガスストーブの上に置かれた容器のアロマ水のおかげでしょうか。室内に行き渡る湿度がちゃんと感じられて十分に汗が流れました。その後はシャワーで汗を流して少し離れた水風呂へ。高温サウナと17度の水風呂の温度差がしっかり“ととのい”へと誘ってくれます。軟水を使った水風呂の片側は1mもの深さがあって全身を沈ませたクールダウンも可能です。ゆっくりと60を数えて水風呂を出たら、この日はすぐに“ととのい”の兆候が表れました。ぼぉ〜とした感覚のまま身体を拭いて脱衣場のベンチに座ると、ほどなく気だるいようなそれでいて全身が脈打つような感覚に包まれます。外気浴での大きめのバスタオルはとてもありがたい!身体に巻き付けたドライタオルの感触がさらに“ととのい”を後押ししてくれました。水分補給しながらくつろいだ後は、このような温冷交代浴を3回繰り返して仕上げに強めの電気風呂でピクピクしたり、シルキーな湯船に浸かったりして温まると週末の疲れがスッキリと解消しました!
ちなみに、この日は「こんぶ湯」でした。週末ごとに「薬草湯」や「シークワーサー湯」など、フレーバーを替えてお客を楽しませてくれています。このような店主おもてなしの精神が反映された居心地のよい明るく賑やかな銭湯には老若男女さまざまな人が訪れていて、「五色湯」とはまた違った魅力が感じられました。

まとめ | “キューブサウナ”でも銭湯でも、おもてなしの心で“ととのう”

今回は銭湯サウナ体験の第2弾として「妙法湯」をご紹介しました。「妙法湯」はこのほかにもロビーと脱衣場の床に肌ざわりのよいベルギー製の新素材を敷き詰めているなど、店主が建築デザイナーや設備屋さんと検討を重ねて創りあげた銭湯のこだわりが随所に見られました。同様に“サウネア浦和”にも、オーナである“YUJI”のおもてなしの心が、“ととのい”を追求した設備やサ飯に隅々まで行き届いています。こういった細やかな心遣いの積み重ねが“ととのう”感覚をより深いものにしていくのでしょうね。気になる方は、ぜひ埼玉県さいたま市にある“サウネア浦和”を体験していただけたらと思います。最後までご覧いただきありがとうございます。またよろしくお願いいたします。