“キューブサウナ”に水風呂を用意するには?
日頃から私たち日本発のキューブサウナ“RIISI(リージ)”と“サウネア浦和”をご愛顧いただきましてありがとうございます。未だにサウナビギナーな私、“O-JI(オージ)”がサウナに関する素朴な疑問や新鮮な印象をお伝えできればと思っています。よろしくお願いいたします。今回はサウナで“ととのい”に必要不可欠な水風呂を自宅サウナで用意するにはどのような方法があるのか?をご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
“キューブサウナ”の“ととのい”にも水風呂が影響
みなさん、サウナでととのっていますか?これまで“ととのい”を経験された方はサウナで“ととのう”ために水風呂が大事であることをよくご存じのことと思います。それも水温がある程度低い水風呂の方がより“ととのい”やすいことを実感されている方が多いのではないでしょうか?医学的にもサウナと水風呂に温度差がある方が交感神経を刺激しやすく、そのあとの外気浴での副交感神経が活発になることで自律神経のバランスが整うことが明らかになっています。一般的に水風呂の温度が20度以上になると“ぬるい”と感じるサウナーが多いため、16〜18度くらいの施設が多いようです。中には“シングル”と呼ばれる水温10度以下の水風呂を用意した施設も!さすがに10度以下になると肌に鋭く刺さり、冷たいというよりは痛いと感じてしまうかもしれませんね。このように水風呂のさらに水温は、サウナーにとって“ととのい”に深く関係するものです。でも自宅サウナでネックになるのがこの水風呂と言われていて、理想のサウナは用意できてもなかなか水風呂まではと聞きます。自宅サウナで難しいと言われる水風呂を“ととのい”に適したものにするにはどのような方法があるのでしょうか?
自宅で水風呂を適温にする方法は?
自宅サウナに水風呂を用意する際に多く聞かれる方法は次の通りです。
・浴槽に水を張る
自宅で水風呂を用意するのに浴槽に水道水を張る方法が一番手軽です。これからの寒い時期なら水道をひねるだけで十分に冷えた水風呂にすることが可能です。ただし、冷却設備のない水風呂は不安定な水温が問題です。
まず6月から10月の春から夏の期間は東京近郊の水温は20度を超えてしまうため、水風呂としてはやや物足りなく “ととのい”にくい状況になる可能性があります。そのためその時期は氷やアイスノンを水風呂に入れて冷やす人もいるようです。浴槽の水が少なければ氷やアイスノンでもそれなりに冷えるようですが、たっぷりと肩まで浸かれる水風呂にはなりませんし水温も安定できません。
次に寒い時期であっても入浴前は十分に冷えていた水風呂が入浴中に体温でぬるくなることも。かといって水温を下げるために冷水を足し続けると水道料金がかかってしまいます。
・水シャワーで代用できる?
浴槽よりもっとお手軽に水風呂を体験したいのであれば、冷水シャワーを浴びるという方法もあります。シャワーならば、普段どおり浴槽にお湯を張って入浴できますし、冬場ならば水温も下がって温冷交代浴の効果があるかもしれません。実際に昔から熱めお風呂入浴と冷水シャワーによる温冷交代浴は広く行われています。
ただし、シャワーでは、水風呂のように全身を冷水にどっぷり浸かる気持ち良さや身体の表面にたぎったサウナ熱を急冷できる感覚を楽しむことができません。
また、浴槽と同様に夏の時期には水シャワーも実質お湯になってしまうので温冷交代浴の効果も思ったほど望めません。
施設サウナのような本格的な温冷交代浴を期待するならば水シャワーはあくまでも代用で、寒い季節だけ有効な気軽に温冷交代浴を楽しむための方法と言えます。
・水風呂をチラーで冷やす
自宅サウナに本格的な水風呂を用意するためには、サウナ施設と同じようにチラーを設置するという方法があります。
サウナーの中にもチラーって聞いたことがあるけれど、いったいどんなものなの?という方もおられるのではないでしょうか。
ここでチラーとは何かについて簡単にご説明します。
チラーとは、循環水や循環液(低温熱媒体)を循環させて装置を冷却または加熱する装置の総称で、冷蔵庫とは違い連続的に循環水・循環液を冷却(加熱)して装置に供給し、熱を奪い(与え)続けることができるものです。
主に冷却が目的であることが多いので、チラー(chill=冷やす)と呼ばれています。循環水や環液を循環させて冷やす仕組みなので、一定の水温をキープできることが大きな特徴です。
以上、チラーの触りを説明しましたが、今回はここまでです。
次回はこのチラーについて、もう少し詳しくご紹介しますね。ぜひご期待ください。
まとめ | 自宅サウナにチラー設置で快適なサウナライフを!
今回は“ととのい”に重要な水風呂を自宅サウナでどのように用意するかについてご紹介しました。
水道水が冷たいこれからの季節は自宅でも快適なサウナライフを送りやすい時期と言えますね。最近は肌寒くなってきましたが、振り返ってみあると今年の夏は連日の猛暑日が観測されて、自宅サウナを楽しまれる方には水風呂にたいへん苦労されたのではないでしょうか?来年もさらなる猛暑の予想がささやかれていますので、快適なサウナライフのためにも今からチラーをご準備し始めてはいかがでしょうか?自宅に設置できるチラーやその種類、入手方法については次回ご紹介させていただきます。それではまた、よろしくお願いいたします。