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サウナの満足度は水風呂で決まる!業務用チラーの仕組みと選び方・導入ガイド

キューブサウナのパイオニアSAUNEA(サウネア)のWebサイトをご覧いただきありがとうございます。このブログでは、サウナをもっと楽しみたい方や、サウナを導入したい施設運営の方向けに、サウナにまつわる様々な情報をお届けしています。

今回は意外と見落とされがちな水風呂に関する話題です。宿泊施設や温浴施設にサウナを導入する際、サウナ室の広さやストーブの温度にはこだわっていても、意外と水風呂の事を見落としている場合があります。

実は、サウナ愛好家(サウナー)にとって水風呂はメインディッシュと言っても過言ではない、必要不可欠な設備です。季節によって水温が安定していないおざなりな扱いの水風呂は、最悪の場合、施設全体の口コミや評価を下げる原因にもなる可能性があります。

今回は、施設の設備担当者様やオーナー様に向けて、一年中極上の水風呂を提供するために不可欠な設備「チラー」の仕組みや、施設規模に合わせた選び方の目安、そしてよくある失敗例について詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

極上の水風呂を作る「チラー(冷却器)」とは?

「そもそもチラーってなに?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。チラーをひとことで言えば水温を調節する「水のためのエアコン」です。

浴槽内の水をポンプで吸い上げ、チラー内部の「熱交換器」を通します。ここで冷媒が水の熱を奪い、冷たくなった水を再び浴槽へと戻す、という循環サイクルを繰り返しています。

水から奪った熱は室外機のファンから外へ逃がすため、チラーの設置にはエアコンの室外機と同様に「排熱・換気のできるスペース」が必須となります。

なぜ水風呂にチラーが必須なのか?

この日本の気候において、常温の水道水の温度は季節によって大きく変動します。冬場は10度前後まで下がる地域がある一方で、真夏には25度近くまで上昇してしまうこともあります。サウナーが高温のサウナを出た後に「心地よい」と感じる理想の水風呂の温度は15〜16度とされています。そのため、真夏に水道水そのままのかけ流しでは水温が高すぎる状態となり、全くクールダウンできず不完全燃焼な体験となってしまいます。

そこで必須となるのが「チラー(冷却機)」です。チラーを導入することで、外気温に左右されず、一年中いつでもキンキンに冷えた理想の水温をキープすることができます。

水風呂・チラー導入の「よくある失敗例」

それでは、ここでチラーの導入時に陥りがちな失敗例を確認しておきましょう。

  • サウナ室に対して水風呂が狭く、利用者からクレームが出た
  • コストを抑えて家庭用チラーを入れたら、連続利用で全く冷えなくなった
  • サウナ室から水風呂、外気浴スペースの設計や動線が悪く、顧客満足度が低い


これらは、水風呂やチラーをスペックだけで決めてしまい、施設全体の「環境」として設計できていない場合に起こりがちなトラブルです。

【規模別】施設に合ったチラー選びの3つのポイント

チラーには様々なサイズがあるため、導入時に適当なサイズを選んでしまうと能力が足りず「全く冷えない」、逆に過剰な能力で「無駄に電気代がかかる」といった失敗に繋がります。そこで、以下に導入時に確認すべき3つのポイントと目安表を参考にしてください。

ポイント1. 冷却能力(馬力)と水量のバランス

浴槽のサイズ(水量)と、利用する人数に対してどの程度の出力が必要かを算出します。

【チラー選定の目安表(水温15℃設定を想定)】

想定利用人数(同時) 水風呂の水量目安 必要な電源(電圧) チラー出力(冷却能力目安) 施設例
1〜2名 200〜300L 100V または 単相200V 0.5馬力 〜 1.0馬力 個人宅、貸切プライベートサウナ、小規模グランピング
3〜4名 400〜500L 三相200V(動力) 1.5馬力 〜 2.0馬力 小・中規模の宿泊施設、高級旅館の特別室
5〜6名以上 600L〜1000L超 三相200V(動力) 3.0馬力 〜 5.0馬力以上 温浴施設、カプセルホテル、大型アウトドアサウナ

※数字は目安のため実際に導入時には納入業者と確認をしてください。

 

ポイント2. 回転率の罠に注意

ここで考慮が必要なのが、利用者の「回転率」です。サウナで熱々になった人が水風呂に入ると、体温によって水温が上昇します。水風呂に次々と人が入ると、再び適温になる前に温度が上がってしまいます。そのため不特定多数が連続して利用する可能性の高い施設の場合は、表の目安よりも「1ランク上の冷却能力(馬力)」を選ぶのが失敗しない鉄則です。

ポイント3. 動力電源の確保とろ過設備の連携

家庭用電源で動作する100Vの小型チラーもありますが、それでは一定以上の人数が使用する商業施設で真夏のピークを乗り切るにはパワー不足といえます。施設に導入する際は、送電効率が高い業務用の「三相200V(動力電源)」の導入をおすすめしています。また、衛生面を保つために「ろ過器」との接続経路や設置スペースなどをどのように設計するかも含めて、設備計画の重要なポイントとなります。

サウナ施設のプロデュースならSAUNEAにお任せ!

自社施設にサウナを導入しようと検討を始めてサウナの情報は集めたものの、意外と見落としがちになってしまうのが、水風呂やチラー、外気浴の環境を含めたサウナ施設全体の空間設計です。

・そもそも施設の価値を高めるサウナ施設とは?
・水風呂ってどのくらいの広さが必要なの? チラーの大きさは?
・電源工事や配管はどうすればよい?

こういった新規設置や既存施設のテコ入れにお悩みのお客様は、ぜひ私たちSAUNEAまでお気軽にご連絡ください。

SAUNEAでは多くのお客様へサウナをはじめとしたサウナ関連製品を納入しているだけでなく、施設全体のプロデュースも手掛けています。

特に「極上の整い空間」を目指して設計した、直営の貸切温浴・宿泊施設を山梨県北杜市白州(https://hakushu.saunea.jp/)と埼玉県浦和市(https://urawa.saunea.jp/)で運営していますので、製品開発だけでなく自社直営の施設で培った様々なノウハウも蓄積しています。

サウナの楽しみは熱いサウナ室だけではなく、体に溜まった熱をとる爽快な水風呂、そして外気浴による整いというトータルな体験です。サウナの導入やリニューアルをご検討の方は「極上の整いを引き出す」サウナや水風呂、外気浴に適したくつろぎのエクステリア設計など、極上の整い体験をトータルにプロデュースするSAUNEAにお気軽にお問い合わせください。プロの目線から最適なプランをご提案させていただきます。