NEWS

安全なサウナ作りの絶対条件!ストーブの「離隔距離」とは?

キューブサウナのパイオニアSAUNEA(サウネア)のWebサイトをご覧いただきありがとうございます。このブログでは、サウナを導入したい施設運営の方向けに、経営のヒントやサウナにまつわる専門的な情報をお届けしています。

サウナの導入にあたって最も考えなければならないのが「安全性」です。 今回は、サウナを安全に運用するために絶対に欠かすことのできない「サウナストーブの離隔距離(りかくきょり)」について、サウナメーカーの視点から解説します。

サウナストーブの「離隔距離」とは?

離隔距離とは、サウナ室内に設置するサウナストーブ(熱源)から、周囲の壁、天井、ベンチといった木材(可燃物)までの間に、確保しなければならない距離のことです。

サウナ室は可燃物である木材で作られていることが多い一方で、ストーブは非常に高温になります。この両者を安全に共存させるための基準を離隔距離といいます。

なぜ離隔距離を取る必要があるのか

木材が可燃物とはいっても、基本的に直火を扱うわけではないサウナストーブでなぜ壁との距離を取らなければならないのかと疑問を持つ方もいるかもしれません。しかしこれには重大な事故を防ぐための明確な理由があります。

「低温炭化」による木材発火を防ぐ

木材は、直接炎に触れなくても約100℃前後の熱に長時間さらされ続けると、水分が抜けて炭のように変化してしまう「低温炭化」という現象が発生します。低温炭化が進んでしまうと、通常400〜500度程度でなければ自然発火しない木材が、100〜150度という低い温度でも発火してしまい、火災を引き起こすというリスクがあります。 離隔距離は、壁や天井の温度が危険なレベルまで上昇するのを防ぎ、低温炭化のリスクを低減させるために設定された基準です。

実際に確保すべき離隔距離

それでは具体的にどの程度の距離を空ければ良いのかというと、実は、使用する熱源(電気か、薪か)や出力によって、確保すべき距離は大きく異なります。

【電気ストーブの場合】 電気ストーブは、ヒーターの熱線による「輻射熱(ふくしゃねつ)」が距離計算の基準となります。公益社団法人日本サウナ・スパ協会の「サウナ設備設置基準」などでは、出力(kW数)に応じて以下のような離隔距離が定められています。

  • 7.5kW以下: 可燃物から25cm以上
  • 7.5kW超〜15kW以下: 可燃物から50cm以上
  • 15kW超〜30kW以下: 可燃物から100cm以上 

このように、消費電力が大きくなるほど、より広い距離が必要になります。

【薪ストーブの場合】 薪ストーブは直火を扱う上に温度コントロールが難しいため、さらに厳格な距離が求められます。一般的に、壁などの可燃物から40cm以上の離隔距離が必要となります。また、煙突部分が壁や屋根を貫通する箇所にも、分厚い不燃材を用いた適切な断熱処理を施すことが不可欠となります。

上記の数値は一般的な基準であり、最終的には各メーカーが安全テストをクリアして定めている「取扱説明書や施工説明書に記載された数値」を必ず守ることが大前提となります。

火災を防ぐため、消防署への設置の事前確認を

サウナストーブの設置は、消防法や各自治体が定める「火災予防条例」の規制を受けます。2022年以降の法改正などにより、可燃物の表面温度が100℃を超えないような設計が求められるなど、基準は明確化されています。

しかし、多くの場合で条例の運用や解釈は管轄の消防署や自治体によって異なっています。 一般的な基準だけで判断し、「設置が完了した後に消防署の査察が入り、基準を満たしていないため壁を壊してやり直しになった」というトラブルも現実に起きています。そのような事態を防ぐため、工事に入る前に、必ずサウナの設計図面やストーブの仕様書を管轄の消防署へ提示し、事前確認と相談を行うことが極めて重要です。

まとめ:サウナ導入の実務や申請はプロである「SAUNEA」へ

サウナの導入は、サウナキャビンのデザインを決め、サウナストーブを決めれば全て終わりというわけにはいきません。一般的には見落としがちですが、法令に準拠し安全面にも目を配った施工を行うパートナーを見つけることが、長期的なビジネスの成功と安心感には欠かせません。

私たちSAUNEA(サウネア)は、自社開発・国産木材・国内製造のキューブサウナRIISI(リージ)や建築基準法適合のPIONEERI(ピオネーリ)を始め、エストニア生まれの電気ストーブHUUM、自社開発の環境に優しいペレットストーブ「ALKU」をはじめ、様々なサウナキャビンやストーブ、水風呂を取り扱うサウナメーカーです。

【SAUNEAのペレットストーブ「ALKU」(アルク)の特徴】

自社開発のペレットストーブ「ALKU」は、電気で自動制御しつつ「本物の炎」を楽しむことのできる、本格的サウナストーブです。
薪ストーブと同様に本物の炎で柔らかにキャビン内をあたためることができますが、従来の薪ストーブとは異なり、「強制排気システム」や「自動温度制御」を備えているため、異常加熱を防ぐ安全設計が施されています。ポータブル電源でも稼働するため大掛かりな電気工事を必要とせず、宿泊施設から少し離れた立地条件でも配線を引く必要がありません。また、入手や取り扱いの容易な木質ペレットは、廃材を使用したエコな熱源というだけでなく、薪はもちろん電気よりも経済性にも優れており、コスト面でも優位性があります。

私たちSAUNEAは温浴施設やグランピング施設から個人宅まで、豊富な納入実績や自社施設開発・運営のノウハウがあります。また、面倒な「消防署への事前相談」や「自治体への申請サポート」などの実務も全面的にバックアップしております。 「安全で、適法で、最高にととのうサウナ」の導入をご検討の際は、ぜひ実績豊富なSAUNEAまでお気軽にご相談ください。